展示会概要
太平洋戦争末期の1945年7月19日夜、福井市内をB29の大群が襲撃し、福井市街の96%が焼失、市民約千六百人あまりが犠牲になった。あれから61年−。空襲の日を間近に控え、改めて戦争の惨禍と奪われた命の重み、犠牲者の叫びに思いを馳せ、ありふれた日常の価値と、その土台となる平和の大切さを意識する機会としたい。
福井空襲大絵図は、戦後40年を記念して1985年に、当時のゆきのした文化協会の20−30代の会員が中心となって制作した。戦争を知らない世代が、戦争を知らない世代に向けて、平和のメッセージを贈るコンセプトで、制作にあたっては、体験者の声を聞き、資料に目を通した上で、想像力をふくらませて空襲当夜をなるべく事実に即して描くよう心がけた。
大絵図は高さ2.4メートル、全長50メートル。福井駅前、だるやま百貨店前(現福井西武前)、九十九橋など6場面に分けて、空襲で逃げまどう福井市街地の市民の姿などを描いた。これまで各種イベントで一部の場面を展示してきたことはあったが、今回、85年の初公開以来、21年ぶりに全場面を公開することにした。
多くの皆様方のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
|