「平和文化史料館ゆきのした」とは?
「平和文化史料館ゆきのした」は、ゆきのした文化協会が約50年にわたって収集してきた資・史料をより多くの方々に公開することで、庶民の視点から見た、ありのままの歴史や生活、そこから浮かび上がる真実を発見していただこうと、2001年11月23日に開設しました。有志のボランティアによる民営型の博物館です。
所蔵史料は、当協会の運動にご賛同いただいた方々からの寄付によって集められたもので、いずれも庶民の生活の足跡を探る上で欠くことのできない貴重な財産です。
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建物自体がひとつの“史料”
史料館は、旧丸岡町の基幹産業である細幅織物工場(元粟田細幅織物工場)だった建物をそのまま利用しました。1948(昭和23年)の福井地震(丸岡町が震源地)から2年後に建てられたもので、天井の梁(はり)を多用するなど、地震対策が施されています。(左写真上部を参照)
1999年、所有者である粟田栄さん(現事務局長)を通じて、「平和文化史料館準備館」としてお借りしました。
織物工場は1973年、国の構造改善事業により6台の織り機すべてが打ち壊され、廃業を余儀なくさせられました。織り機のあった場所の床には、油がしみこんで黒く変色しています。機械が轟音を立てて勢いよく回っていたことを示しており、当時の隆盛ぶりをうかがわせます。
国の産業構造の変化と国際化にほんろうされ、織物工場の閉鎖がつづく現在、本館は旧丸岡町の基幹産業を今に伝える歴史的な建物といえます。大切に保存していきたいと考えています。 |

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約一万点の所蔵史料を見て、触れて、使って。さらに貸し出しもOK!
史料館の最大の特徴は、当史料館が所蔵する史料約一万点を実際に使うことができることです。貸し出しもしています。
公開している資・史料をガラスケースの中に陳列しているだけでは、つまらない。もちろん“見る”ことも大切ですが、モノの質感、触感が当時の歴史や生活を雄弁に物語ることもあります。それになにより、楽しいものです!
たとえば、戦時中のガスマスクや防空ずきんをかぶってみたり、釜を持ち上げてみたり、戦時中に発行された雑誌をパラパラめくってみたり・・・。軍服を着てみたり・・・。
集められたそれぞれの史料には、かつての持ち主の様々なエピソードが隠されています。先述した防空ずきんは、実際に空襲で亡くなった3歳の子どもがかぶっていたものです。史料を手に取ることで、史料の裏に隠されたメッセージが現代の人びとに伝わり、平和文化を守り育てる力となることを願っています。
郷土歴史家の地域研究や、学校現場での社会科、総合学習の教材として、県内外から問い合わせがあります。 |